栃木県鹿沼市の「上永野 ロウバイの里」には5,000株のロウバイが植樹されています。
ここでは4種類(満月、素心、基本種、原種)のロウバイがみられ、国内で唯一基本種をみることができます。見頃は12月から3月頃迄です。
公共交通機関はありません。栃木市駅より栃木ふれあいバス「寺尾線」に乗車し、星野御嶽山入口バス停で下車。ここから「ロウバイの里」まで40分歩きました。
栃木ふれあいバスの時刻表など詳細は栃木市観光協会HP(アクセス→市内バス)から確認して下さい。
入園料大人300円。

展望台から見る山々の雄大な景色

透き通るような黄色の花びらはいつ見ても飽きない美しさ。もちろんロウバイの甘い香りも大好きです。
基本種や原種の花びらは中心が暗紫色に色づきます。満月や素心とは違うところです。

”日本一の巨木” 満月のロウバイ

売店ではロウバイの香水が売られていました。お土産にいいですね。
また星野御嶽山入口バス停まで戻りました。
ここから「出流山 満願寺」へ。再びバスに乗車し終点で下車です。
満願寺は創建約1250年を誇る古刹で坂東33ケ所霊場の第17番札所

境内の奥には滝行ができる「大慈の滝」や鍾乳洞のなかに建てられた「奥之院」があります。一昨年の台風の影響で現在は立ち入り禁止となっています。

出流町は蕎麦で有名な土地。期間限定の「寒ざらし蕎麦」は満願寺の不動の滝に数日間、そばの実を浸してから寒風に晒します。
この手法によりそばの実に含まれる雑味が除去され、上品で甘味のある蕎麦になるそうです。

参道の入口にある名店「いづるや」で食事をします。 寒ざらし蕎麦 と舞茸の天ぷら、そして日本酒の熱燗を注文。
蕎麦はさっぱりした味わいでいくらでも食べられます。蕎麦をさかなに一杯、粋ですね。

出流町は人口100人前後の静かな町。 段々と暗くなってくると人の気配もなくなります。
栃木市駅行の最終バスが18時45分。万が一最終バスに乗り遅れたらと不安になります。
寒いなか30分前にはバス停に。最終バスが見えてきた時は、本当にほっとしました。
栃木市駅の少し手前でバスを下車。市街の中心部を流れる「巴波川(うずまがわ)」には竹あかりが設置されています。
川沿いに立ち並ぶ黒塀と相はまって情緒ある景観です。

「うずまの竹あかり」は毎年11月から翌年2月まで開催されています。