埼玉県鴻巣市の「人形製作」は約380年の歴史を誇る地場産業。特に鴻巣雛は全国的に知られています。
「鴻巣びっくりひな祭り」は”ひな人形の町”としての認知向上を願って始められたイベント。今年で18回目となり、コロナ禍での開催となりました。
JR鴻巣駅のコンコースに飾られたひな人形。ひな祭りに訪れる人達を出迎えています。
このお祭りの目玉が「エルミこうのすショッピングモール」の1Fセントラルコートに飾られた「日本一高いピラミッドひな壇」
高さが7m、31段のひな壇。全国から寄せられたひな人形1582体が飾られています。
”無病息災を願って”の幟が掲げられ、早急にコロナが収束して欲しいとの願いが込められています。
2F・3Fからもひな壇が鑑賞できます。
サテライト会場「鴻巣市産業観光館 ひなの里」へ。歩いて15分です。
他にも「花久の里」など3ケ所のサテライト会場があります。
ひなの里は埼玉県の「景観重要建造物」に指定された情緒ある蔵。
ここではひな人形の歴史を伝える展示を行っています。可愛らしい”つるし雛”。
中庭では梅が花を咲かせています。
展示館の中では工夫を凝らしたひな飾りがみられます。享保雛や古今雛など古いものも展示されています。
鴻巣名物「川幅うどん」を食べようと訪れたお店が定休日でガッカリ。
ショッピングモールに戻りフ-ドコ-トで川幅うどんを頂きました。
川幅うどんは市内を流れる荒川の川幅が日本一であることから名付けられたうどん。
幅が7~8cmもある平な麺。つるつると滑らかな食感が特徴です。
鴻巣駅の周辺にある寺社2ケ所を散策。
「勝願寺」(鴻巣市本町8-2-31)
浄土宗の寺院で「関東十八檀林」の一つです。
このお寺には名の知られる偉人の墓所があります。その一人が「小松姫」です。
徳川家康の四天王の一人、本多忠勝の娘で真田信之の正室でした。数々の歴史小説にも登場し、多くの逸話が残っています。
他にも真田信之の三男・信重や信濃国の小諸藩主・仙谷秀久の墓所が並んでいます。
「鴻神社」(鴻巣市本宮町1-9)
鴻巣市の名前に由来する神社。こうのとりの伝説が残ります。
明治時代に近郷の3社が合祀して鴻神社となりました。
社務所で拝受した”しあわせをよぶ「お願いたまご」”に願いを書いて納めます。珍しい祈願方法ですね。