飛騨の小京都「高山」

高山陣屋

信州の飛騨高山は古い街並みが残り「飛騨の小京都」と呼ばれる人気の観光地。
ここには江戸情緒が色濃く残っています。インバントの観光客を多く見かける場所です。

飛騨高山と言えば「さんまち通り」が有名です。上町、下町の三筋の古い街並をそう呼んでいます。伝統的建造物群保存地区に指定されており、この通りには江戸時代から続く酒蔵やお土産店などが軒を連ねています。
飛騨牛やお団子など食べ歩きができるグルメのお店も多いですね。

飛騨地方、全12軒の地酒を取り添えている「飛騨地酒蔵本店」で2種類の地酒を購入。

「高山陣屋」(高山市八軒町1-5)は、江戸幕府の直轄領だった飛騨国を管理するためにつくられた代官・郡代所。
日本で唯一主要建物が現存している陣屋です。明治以降も県事務所として利用されました。
料金や開館時間などの詳細は公式HPで確認して下さい。

「御白洲(おしらす)」は罪人の取り調べをしたり、判決を言い渡す場所。高山陣屋には2ケ所あります。自白のために使われた拷問道具も展示。

年貢米を収納していた「御蔵」は現存する江戸時代の米蔵としては全国で最大のもの。
板葺きの屋根は釘を使わず、板を木の棒と石で押さえるだけという手法がとられています。
意外にも風雪には強いそうです。

陣屋の所々に残雪が。ふっと情緒が感じられる時です。

さんまち通りを散策していると古めかしく威厳ある建物がありました。
この建物「高山市政記念館(旧高山町役場)」(高山市神明町4-15)は明治28年に建築、役場として使われていた建物。
昭和61年から市政記念館として高山市の行政資料を展示しています。(入館無料)

鍛冶橋の欄干に不気味な2体の像。
「手長・足長」、高山祭の屋台のひとつ「恵比寿台」に飾られている彫刻を銅像にしたものです。
出雲神話に出てくる足名稚(あしなづち)と手名稚(てなづち)がモデル。
この銅像は観光客の目を引きます。私も二度見しました。

みたらし団子の名店「二四三屋(ふじみや)」。創業60年の老舗です。
さっぱりした醤油味のお団子。買い求めする方々で賑わっていました。お団子1本が90円とお手頃なのも嬉しいですね。

鍛冶橋が架かる宮川の川沿いには日本三大朝市に数えられる「宮川朝市」が毎朝開かれています。
今回は高山に着いたのが午後なので、朝市は終了していました。

今回は観光バスツア-を利用したので滞在時間が限られていました。次回はゆっくりと時間を気にせずに訪れたいと思います。