埼玉県飯能市にある「東郷公園・秩父御嶽(みたけ)神社」は知る人ぞ知る紅葉の名所。
11月中旬には約1000本のモミジや楓(かえで)が色あざやかに紅葉します。
毎年11月上旬から11月下旬に「もみじまつり」が開催されます。
西武秩父線吾野駅より徒歩25分。

秩父御嶽神社は信州木曾御嶽山を本山と仰ぐ神社。東郷平八郎元帥の銅像が建ってから境内は東郷公園と呼ばれています。


山々を背景にした紅葉は驚嘆の美しさ。


頂上の社殿まではながい階段が続きます。20~30分ほど歩くので結構しんどいです。ただ登りつめた社殿からは、遠く東京方面まで望める絶景が広がっています。
中腹にある東郷平八郎の銅像あたりが一番きれいに紅葉しています。この銅像は唯一、東郷元帥の生前に建立されたもの。除幕式には本人が列席されました。

公園内には日露戦争の遺品「戦艦三笠の甲板」「水雷」「砲弾」が展示されています。
日露戦争の戦利品で当時の海軍省から下賜された3インチ砲も展示。


園内どこを見ても美しい色合いです。

吾野法光寺の裏山にひっそりと佇む「岩殿観音窟(かんのんくつ)」。緩やかな山道を500mほど登ります。天然の石灰岩でできた洞窟に建てられた珍しいお堂。
横のある扉から窟内に入ると自動的に電灯がつきます。堂内には多数の板石塔婆(いたいしとうば)。板石塔婆は一般的に死者の供養のために建立されます。堂内は不気味な雰囲気が漂います。


お隣の駅、西吾野から徒歩20分のところにある廃校「旧南川小学校」。私は廃校の木造校舎が好きでここはいつか来たいと思っていました。明治7年開校、平成5年廃校の小学校です。

校舎は良い状態で保存されています。やはり地元の方々のご尽力でしょうか。
校庭の片隅で暫く校舎を眺めていました。


全国的にもこのような木造校舎は次第に消滅していますが、耐震性を確保した上でなんとか残していってもらいたいと思います。