鹿島神宮は香取神社・息栖神社とともに東国三社の一社。全国に約600社ある鹿島神社の総本社です。
創建は今から約2700前と伝えられています。
最初に「神宮」と呼ぶことを許された、格式の高い神社。
”武の神様”として仰がれ、源頼朝など多くの武将が祈願に訪れたと言われています。
JR鹿島線・鹿島神宮駅から徒歩10分。
参道を進むと大きな朱色の楼門が見えてきます。国重要文化財で日本三大楼門の一つ。
楼門に懸かる「鹿島神宮」の文字は東郷平八郎の直筆。
本殿は現在、改修中。本殿の先には約300mの奥参道。
”鹿島神宮の樹叢”と呼ばれる樹林が鬱蒼としています。県の天然記念物。
この参道では毎年5月1日には流鏑馬の神事が行われます。
境内は東京ド-ム15個分もある広大な敷地。この森にはモミやタブ、シイの巨木が生い茂っています。
「シカ園」、鹿島神宮では鹿は神様の使いとして大切にされてきました。
売店でシカの餌・ニンジンを販売。餌やり体験ができます。
「奥社」、関ヶ原の戦いに勝利した徳川家康により、御礼として奉納されたもの。
当初は現在の本堂の場所にありました。
「要石」、地中深くまで埋まった要石が、地震を起こすナマズを抑えていると伝えられています。地上に出ている部分はごくわずか。
「大鯰の碑」
境内の最奥に位置する「御手洗池」、鹿島神宮で一番のパワ-スポット。
昔は参拝する前に、この池で禊をしました。
池の中に建つ鳥居や池を横切るように伸びた木が幽玄な雰囲気を醸し出しています。
池からは1日に40万リットル以上の清水が湧き出ています。
奥には御霊水の汲みとり場があります。
池に泳ぐ鯉
「この池に子供が入っても、大人が入っても同じ胸の高さに水面がくる」という言い伝え。
年始には200人が池に入り禊をする「大寒禊」が行われます。
「湧水茶屋 一休」では三色だんごが名物。みたらし、草だんご、きびだんごの三色。
ここの湧水を使った手打ちのお蕎麦もお勧めです。
毎年、Jリ-グの鹿島アントラーズが必勝祈願に訪れる神社。関東屈指のパワ-スポットとして多くの参拝者が訪れます。