軍港の街、横須賀スカジャン散歩

横須賀港、停泊の艦船

神奈川県横須賀市は見所いっぱいの人気観光地。そのなかで4ケ所を紹介します。

【くりはま花の国】

5月のくりはま花の国はポピ-が満開。京浜急行「京急久里浜」駅より徒歩15分です。

ここでは四季折々、季節の花々が楽しめます。入園無料ですので家族連れに人気です。

階段を上った高台に休憩所があり、ポピ-畑が一望できます。暫くベンチに座って景色を楽しみました。

節句を祝う「こいのぼり」が風に靡いています。

展望台近くのネモヒィラ畑。最近人気が高い「ネモヒィラ」はもう一つの目玉です。高台にある天空の花畑。花の株数も多く見ごたえがあります。
公園のシンボル「ゴジラの滑り台」では大勢のお子さんで賑わっていました。

次に「横須賀しょうぶ園」へ。ここはフジの名所としても知られています。JR衣笠駅から「しょうぶ園循環」行バスに乗車、しょうぶ園バス停で下車。(入園料大人320円)

白フジが見頃を迎えていました。さわやかな微風がフジの甘い香りをはこんできます。

【観音崎公園】

京急線馬堀海岸駅から観音崎公園まで歩きます。約45分の行程です。途中には走水(はしりみず)水源地や走水神社などの名所があります。

走水水源地煉瓦造貯水池

走水水源地は明治9年、フランス人技師ヴェルニ-が横須賀製鉄所の用水として使用したことから始まります。
近くの駐車場では「ヴェルニ-の水」を自由に汲むことができます。持参のペットボトルに汲ませてもらいます。
煉瓦造りの貯水池は国登録有形文化財。レンガ造りの風情ある建物です。

走水神社は女子に人気のパワ-スポット。女子力が上がるそうです。

観音崎公園の園内には 戦争遺産「観音崎砲台跡」 があります。
明治時代に首都東京を守るため日本で最初に建設された西洋式の砲台群。9つの砲台がありました。
砲台跡のほかトンネルや弾薬庫、堡塁などの遺構が残されています。

日本最初の洋式灯台「観音埼灯台」。この灯台もヴェルニ-によって建設されました。
観音崎灯台は全国でも16ケ所しかない「のぼれる灯台」の一つ。
夕暮れの灯台の向こうにくっきりと月が出ています。こんな情緒ある景色はなかなか見られません。

最後は「横須賀市立美術館」。今回は時間がないので館内には入りません。

横須賀市立美術館は前が海、後ろには山という風光明媚な場所に立地しています。前面が広い芝生になっているので解放感もたっぷり。
地形を利用し「景観と建物を一体化する」という考え方の設計。建物自体もガラス張りのおしゃれな構造になっています。
館内の拝観には料金が必要ですが、屋上など自由に出入りできるスペ-スもあります。

屋上からは東京湾を臨み、その素晴らしい眺望により絶景美術館といわれています。「恋人の聖地」にも指定されていて多くのカップルが訪れます。

【YOKOSUKA軍港めぐり】

「軍港めぐり」は観光船に乗って横須賀港内に入港している海上自衛隊やアメリカ海軍の艦船を間近に見ることができる日本で唯一のクル-ジングツア-。
通常見ることが難しい潜水艦も係留されています。
一周約45分のクル-ジングで料金は大人1600円。船内では各艦船の紹介など生放送でガイドしてもらえます。

様々な戦艦や潜水艦を見学していると大人でもテンションが上がってきます。

どぶ板通りにあるハンバ-ガ-の名店「TUMAMI」で食事。

横須賀でも1,2を争うネ-ビ-バ-ガ-の有名店。注文した「チ-ズバ-ガ-」は思っていた以上のビックサイズです。
どのように食べていいのか悩みますが、こんな美味しいハンバ-ガ-は初めてです。

【田浦梅の里】

約2,000本の梅の花が楽しめる三浦半島随一の名所。2月下旬から3月中旬が見頃です。JR田浦駅から徒歩20分です。

”田浦緑地”頂上の展望台からは横須賀市内や東京湾の眺望が広がっています。

乳頭山や仙元山方面のハイキングコ-スにもなっています。

かつて山口百恵さんが唄った「横須賀スト-リ-」で多くの若者が憧れた街。そしてスカジャンを着てどぶ板通りを闊歩した街。今でも魅力あふれる横須賀でした。