花の寺”長泉寺”の「骨波田の藤」

長泉寺のフジ

埼玉県本庄市の長泉寺は”東国花の寺・百ヶ寺”に選ばれているお寺。
境内には埼玉県の天然記念物に指定された樹齢650年「骨波田の藤」があります。例年4月下旬ころから見頃を迎えます。

最寄駅はJR八高線児玉駅ですが、公共交通機関がないため交通手段はタクシ-か徒歩になります。徒歩の場合は児玉駅から約50分。

境内の入口付近のフジが満開です。入場料大人(中学生以上)500円。(当日はまだ”骨波田の藤”が見頃前のため入場無料)

フジの香りが境内一面に漂います

つつじも満開でフジとの華やかな競演が見られました

フジの花房は長いもので1m近くに

ただ肝心の「骨波田の藤」といわれるムラサキナガフジはまだ2分咲きです。
花の手入れをされていたご住職のお話では一週間後が見頃とのこと。ちょっと来るのが早過ぎました。

ここから20分あまり歩いて「間瀬湖」へ。昭和32年に週刊読売が公募した「新日本百景」に選定された風光明媚な湖です。


間瀬ダムは東日本に残る最古のコンクリート式農業ダム。春には桜、秋には紅葉と美しい風景が見られる場所です。

ダムの堰堤と堰堤管理橋は国の登録有形文化財。

ダム下にある「堰堤管理橋」

間瀬湖は”ヘラブナつり”の名所。釣り人のボ-トがきれいに並んでいます。

小山川沿いの遊歩道を歩いて児玉駅まで戻ります。
この川沿いは「こだま千本桜」といわれる桜の並木。桜の開花時期には大勢の花見客で賑わいます。

(文化財指定の)「児玉町配水塔」。昭和6年に建設され、当時の児玉町の住民に水道水を供給していました。現在は役割を終えています。

JR児玉駅の近くにある「競進社模範蚕室(きょうしんしゃもはんさんしつ)」(本庄市児玉町児玉2514-27)は隠れた観光スポット


明治27年に建てられた木造中2階の養蚕所。世界文化遺産に登録された富岡製糸所や高山社とつながりの深い建物です。
屋根に蚕を育てるための換気装置として4つの高窓があるのが特徴。
見学無料。詳細については☎0495-71-1121(9:00~16:30)で確認して下さい。