紅葉燃ゆる「奥多摩」ハイキング

奥多摩 吊り橋からの紅葉

奥多摩が紅葉見頃とのことで出掛けました。ハイキングの人気コ-ス「奥多摩むかし道」を歩きます。

まず最初に以前より行きたかった「麦山浮橋(ドラム缶橋)」へ。その後むかし道を下って奥多摩駅に戻ってきます。
JR奥多摩駅より西東京バス「丹波」または「鴨沢西」行に乗車し、26分で小河内神社バス停で下車。麦山浮橋は目の前です。

奥多摩湖にかかる麦山浮橋は対岸まで歩いて渡ることができます。
かつてはドラム缶の上に板を並べた橋でしたが、今はポリエチレン・発砲スチロ-ルの浮子が使用されています。
奥多摩湖の水位が低いと通行止めになるので、お出掛けの前には確認が必要です。

当然、橋は固定されてはいないので歩く度に揺れます。ちょっと苦手な方もいるかもしれませんね。浮橋の中程まで行くと360°奥多摩湖の絶景が見られます。

きらきらと輝く湖面と紅葉した山々。快晴の日に来られて本当に良かった。

10分程歩いたところにある平成16年閉校の「旧小河内小学校・中学校」
現在、テレビや映画の撮影場所などに活用されています。

窓越しの教室。きちんと整理されています。

峰谷橋バス停から再びバスに乗車し、「桃ケ沢」で下車。

奥多摩むかし道の下りは奥多摩湖が起点になりますが、歩行時間を考えてちょっと距離を短縮。桃ケ沢バス停から約2時間ほどかけて奥多摩駅まで歩きます。
このコ-スは大部分がなだらかな下りで、舗装もされており歩きやすい道です。

奥多摩むかし道は旧青梅街道と呼ばれている氷川から小河内までの道。
途中にはのどかな集落や二つのつり橋など見所いっぱいのコ-スです。

一つ目の吊り橋「道所吊り橋」。ここの吊り橋には重量制限があって2人迄しか渡ることができません。みなさん列をつくって順番を待っています。
対岸まで行って景色を楽しみながら戻ります。

真っ赤に紅葉したモミジ

二つ目の吊り橋「しだくら吊り橋」も渡れるのは2人迄

このあたりは「惣岳(そうがく)渓谷」と呼ばれる景勝地。 巨石・奇石が多くみられ、荒々しくダイナミックな渓谷です。

途中で山間の集落を通り過ぎました。冬の時期に備えて薪が備蓄されています。ここが東京とは思えないのどかな光景です。

”東京の名湧水57選”に選ばれた「境の清泉(祥安寺の清泉)」
自由に湧水を汲むことができます。近くにはわさび田も。奥多摩は有名なわさびの生産地です。

むかし道、奥多摩駅側の出入口に近づくと「水根貨物線」の線路跡や橋梁などの遺構が見られます。
奥多摩湖のダム建設のためにつくられた鉄道線。現在の奥多摩駅から山沿いを走っていました。

奥多摩駅に戻りました。
時間があるので「氷川渓谷」に行ってみます。アクセスが良く身近に渓谷の美しさが感じられる場所です。

こちらにも二つの吊り橋があり、そこからの紅葉は一段ときれいです。
河原では多くの家族連れやカップルがシ-トを敷いて寛いでいました。ゆっくりと一日過ごすには絶好の場所ですね。

駅前のお土産屋さんで奥多摩名産”生わさび”を一本購入。和紙に包んでもらい、取扱い方法のしおりも頂いて大切に持って帰りました。
今日一日、美しい紅葉を満喫。再び訪れることを思いながら帰途につきます。