紅葉の名所、養老渓谷を歩く

紅葉名所、懸崖境

関東随一の紅葉名所、千葉県・養老渓谷を一日歩きます。
JR五井駅から小湊鉄道に乗り換えます。「小湊鉄道一日フリ-パス」1840円を購入。
養老渓谷駅より「粟又」行バスに乗車し、14分で終点下車。粟又への直通バスの本数は非常に少ないですが、紅葉シ-ズンには増発もあるのでこちらで確認して下さい。


バス停から「粟又の滝」まで坂道を降りて行きます。

「粟又の滝」は約100mを滑り台のように岩肌を流れ落ちる渓流瀑。
幾筋もの糸のように流れ落ちる様は優美です。滝と紅葉した木々の景観を写真にします。

「粟又の滝自然遊歩道」は養老川沿いに設けられた約2kmの遊歩道。
両岸は紅葉に染まり幻想的な風景に。川の流れも穏やかで、水面に紅葉が映し出されています。

この写真ほかの観光客が写っていません。秘境感を感じます。

遊歩道には大小の滝が点在し、見所の一つになっています。「万代の滝」は水量も多く見ごたえ十分。滝の近くまで行けますが、滑りやすいので注意が必要です。

この「万代の滝」は水量もあり見ごたえがあります。すぐ近くまで行くことができます。
万代の滝

鳥のさえずりを聞きながらの散策。ゆっくりと景色を楽しみました。
ここからもう一つの紅葉名所「筒森(つつもり)もみじ谷」に向かいます。

老川十字路付近にある「懸崖境」。独特の地層で、その岩肌の紅葉が色鮮やです。

あと少しです。頑張って歩きます。

四方とも紅葉の景色。もう少し有名になってもいい場所です。

「筒森もみじ谷」に着く頃には曇りがちに。もみじがちょっとくすんで見えます。紅葉は天気次第で見栄えが全く変わります。

少し心残りですが、歩いて駅に戻ります。またの機会にリベンジしましょう。


戻る道筋にある「共栄 向山トンネル」。よくメディアに登場しますね。

新旧のトンネルが2階建てを構成する素掘りのトンネル。昭和45年に掘り直しが行われ西側の出口が従来の出口より下に。そして以前の出口がそのまま残されたため現在の状態になりました。
トンネル内は緑色に照らされ異様な雰囲気。蛍光灯の影響だそうです。

再び駅に向かうと赤い2連の太鼓橋「観音橋」があります。養老渓谷のシンボルです。
橋を渡った先には「出世観音」があります。
昔、源頼朝が再起を誓って祈願しその願いが成就したことから出世観音と呼ばれています。

一日紅葉を楽しめる養老渓谷。ここには他にも「中瀬遊歩道」や「梅ケ瀬渓谷」などまだまだ紅葉名所があります。何度でも紅葉シ-ズンには訪れたい場所です。