神奈川県秦野市にある弘法山公園は約1,400本の桜が植えられている桜の名所。
例年3月下旬から4月上旬に見頃を迎えます。
標高235mの弘法山は丹沢山塊の南端に位置。弘法大師が修行した場所と伝えられています。
小田急線秦野駅から弘法山公園入口→浅間山→権現山→弘法山の行程で歩きます。多少のアップダウンがありますが、比較的歩きやすいコ-スです。
駅近くに「弘法の清水」といわれる井戸があります。水に困っていた村人のため弘法大師が杖を突き立てて清水を湧かしたという逸話が残っています。
秦野市には「弘法の清水」をはじめ多くの湧水地があり「秦野盆地湧水群」として”日本の名水百選”に選定されています。
弘法山公園入口から山道に入って行きます。
ちょっとした坂道を20分あまり登ると「浅間山」の頂上に到着。
そこからは富士山がきれいに見えています。ここは「関東の富士見百景」にも選ばれた場所。
この辺りの桜は、まだ2分咲きです。
更に20分歩いて「権現山」へ。展望台があり360°の眺望が楽しめます。
桜の咲き具合は浅間山と比べるとこちらの方が早いようです。6分~7分咲きです。
最後の目的地「弘法山」に向かいます。
平坦な道が続く「馬場道」は両側が桜並木。桜が満開になると大変美しい場所です。夜には提灯が点灯します。
弘法山の頂上からの眺望。
弘法山頂上には鐘楼や「乳の井戸」があります。
乳の井戸にはかつて乳色の水が湧き出ていて、赤ちゃんを持つ母親がこの水を飲むと乳の出が良くなると言われていました。
ベンチに座り景色を楽しみながら持参のおにぎりを食べます。休憩後、来た道を引き返し秦野駅まで戻ります。
もう一度桜が満開の時に来ようと思います。