会津若松市内には”まちなか周遊バス”「ハイカラさん」と「あかべぇ」が運行されています。会津若松駅より30分間隔で運行。この周遊バスを利用して市内の名所を巡ります。
「1回乗車=大人210円(小人110円)、1日フリ-乗車券=大人600円(小人300円)」
会津若松のシンボル、「鶴ヶ城(若松城)」(会津若松市追手町1-1)。
JR会津若松よりまちなか周遊バスに乗車し、鶴ヶ城北口バス停で下車。


鶴ヶ城は今から約630年前に築かれた城。幕末の戊辰戦争では約1ケ月に及ぶ攻防戦にも耐えた名城です。
明治になり取り壊されましたが、昭和40年に再建。
平成23年には天守が赤瓦へ吹き替えられました。国内で唯一の赤瓦天守です。
敷地内は国の史跡に指定されています。
現在、天守内は郷土博物館となっています。
料金や開館時間などの詳細は公式HPで確認して下さい。
茶室「麟閣(りんかく)」は会津藩主だった蒲生氏郷が建てた茶室。県の重要文化財です。

ここでは日本庭園を眺めながら”抹茶と和菓子のセット”(600円)が頂けます。

「会津武家屋敷」(会津若松市東山町石山院内1)は会津藩家老・西郷頼母(さいごうたのも)の復元した邸宅を中心とした歴史ミュ-ジアム。
まちなか周遊バスで会津武家屋敷前で下車。
料金や開館時間などの詳細は公式HPで確認して下さい。

2300坪に及ぶ園内には県重要文化財の陣屋や茶屋、歴史資料館など見所がいっぱい。


”ガラス絵彫り”や”赤べこ絵付け”、弓道などの体験もできます。また会津の郷土料理が食べられる食事処も併設。

「飯盛山」には戊辰戦争で自刃して果てた”白虎隊十九士のお墓”があります。
戸ノ口原での薩長軍との戦いで敗れ、飯盛山まで逃れてきた(会津少年隊)白虎隊。
会津若松城が炎上していると勘違いし、自刃して果てたという悲話はよく知られています。
まちかど周遊バスで飯盛山下バス停で下車。
飯盛山は小高い山で頂上までは急な階段を上っていきます。歩くのが困難な方は「スロ-プコンベア」(有料)を利用します。
十九士の墓には多くのお線香がたむけられています。無駄な争いを繰り返してはいけないという思いが伝わります。
戸ノ口原からの逃走に使われた「戸ノ口堰洞穴」。この全長31kmにも及ぶ洞穴を水に潜りながら必死に飯盛山まで逃れてきました。
少年たちはどのような思いでこの洞穴を歩いていたのでしょうか。


飯盛山にある「会津さざえ堂」は1796年に建立された六角三層のお堂。
国の重要文化財です。正式名は「円通三そう堂」
料金大人400円(営業時間=8:15~日没、年中無休)
2重らせんのスロ-プに沿って西国三十三観音像が安置され、参拝者がお参りすると三十三観音参りと同様の功徳が受けられると言われています。

会津若松駅まで戻り駅前にある百年食堂「マルモ食堂」で食事。店内はレトロ感いっぱいで年配のおかあさんが接客をされています。
地元の名物「ソ-スかつ丼」は思ってたよりさっぱりとしていて本当に美味しい。
古い街並みも残り、歴史あふれる会津若松にはまだまだ見所がいっぱい。また訪れたいと思わせる場所でした。