梅の名所「湯河原梅林」は標高626m幕山の麓に位置します。2月上旬から3月中旬にかけて 白梅、紅梅合わせて4,000本 の梅が咲き乱れます。
JR湯河原駅から「幕山公園」行バスに乗車し、15分で終点下車。私はハイキングがてら駅から1時間かけて歩きました。
入園料は「梅の宴」(例年2月上旬から3月中旬開催)期間中は大人200円。夜にはライトアップが行われ、昼間とはまた違う梅林を楽しむことができます。

幕山を背景とした梅林は、一幅の絵画のような美しさです

幕山の斜面に梅が植えられ、歩きやすいように散策路が整備されています。
一番上まで行くと山々を見渡す素晴らしい景色が広がっています。


「幕岩」はロッククライミングの聖地。柱状節理の大岩です。この日も多くのクライマ-を見かけました

梅とつばきの競演

香りに包まれながらたっぷりと梅見を満喫。帰りも湯河原駅まで歩きます。
湯河原の「万葉公園」(湯河原町宮上566)では初夏になると自然発生のホタルが見られます。公園の水際にゲンジホタルが舞い踊り、暗闇に浮かぶホタルの光は幻想的です。
熱海まで足を延ばし「起雲閣(きうんかく)」に行ってみます。JR熱海駅から歩いて20分。
大正8年に別荘として築かれた起雲閣は、昭和22年に旅館として開業。
志賀直哉、山本有三、太宰治など、文豪たちの定宿となりました。
料金や開館時間などの詳細はこちらで確認して下さい。

日本家屋の和館。付け書院も見られます。

洋館はヨ-ロッパのデザインを基調として、中国風の彫刻やシルクロ-ドで見られる唐草模様の彫刻で装飾。

ステンドグラスやタイルの色使いがきれいです。

旅館の客室も公開。文豪たちの資料が展示されています。

旅館当時の浴室も公開。ロ-マ風のおしゃれな浴室です。

「熱海芸妓見番歌舞練所」(熱海市中央町17-13)では毎週土・日曜日の午前11:00から芸妓さんによる「湯めまちをどり華の舞」(予約制)が開演されています。
(1回30分公演、鑑賞料大人1500円)詳細はオフィシャルサイトで確認して下さい。
この街の伝統文化を継承する芸者さんが身近に感じられる場所です。

熱海の数多い源泉の中でも、歴史的に重要な位置を占めてきたのが「熱海七湯」
現在、観光の一環として整備され、七つの源泉を巡るのも熱海を訪れた時の楽しみです。
「小沢の湯」(熱海市銀座14)では向いの酒屋さんで卵を購入し、蒸し卵を作ることができます。卵を蒸すための”ざる”が用意されています。

「大湯間欠泉」(熱海市上宿3)は大正時代初期まで湯と蒸気が激しい勢いで噴出。当時は世界の三大間欠泉の一つに数えられました。
関東大震災後、噴出が衰え現在は人工的に噴出させています。

「目の湯」熱海市銀座町10
「河原湯」熱海市銀座町12
「清左衛門の湯」熱海市東海岸町1 古屋旅館前
「風呂の湯」「水の湯」熱海市咲見町1
「野中の湯」熱海市咲見町7


