水戸の梅、「偕楽園・弘道館」

水戸 偕楽園の梅

茨城県水戸市にある”日本三名園”の一つ「偕楽園」は有名な梅の名所。
毎年2月下旬から3月中旬に見頃を迎えます。園内の梅林には約100品種、3,000本が咲き誇ります。
梅まつりの期間(2月11日~3月19日)は電車がJR常磐線「偕楽園」駅に臨時停車します。

「入園料は大人300円、開園時間は6:00~17:00」

偕楽園には様々な品種の梅が植えられているため「早咲き」「中咲き」「遅咲き」と長い期間、梅が楽しめます。

園内には芳しい梅の香り

「好文亭」は二層三階の茶室。水戸藩の第9代藩主・斉昭が家臣や庶民を招いて、詩歌や慰労会を催した場所です。
昭和20年に空襲で全焼しましたが、昭和30年から3年をかけて復元。
「入館料大人200円、開館時間9:00~17:00(時期によって異なります)」

好文亭3階からの千波湖や田鶴鳴梅林の眺望が素晴らしい。

次の目的地「弘道館」へ。水戸駅から歩いて10分。
こちらも梅まつりの会場になっています。「入館料大人400、開館時間9:00~17:00」

弘道館は日本最大規模だった藩校。偕楽園と同様、水戸藩主・斉昭によって創設されました。
藩士に文武の修練をつませることを目的とし、医学や蘭学など幅広い学問が取り入れられました。

敷地内には約60品種800本の梅。

現在約3,4haの区域が国の特別史跡に。正門、正庁、至善堂は国重要文化財です。
貴重な建物と梅が調和した光景は日本情緒たっぷり。
2015年には日本遺産「近世日本の教育遺産群-学ぶ心・礼節の本源‐」の構成遺産として認定されました。

水戸市民の憩いの場所「千波湖」には湖を一周するように遊歩道が整備されています。
ジョギングやウォ-キングをされている方が多いですね。


千波湖ではコクチョウ(黒鳥)やコブハクチョウなどの水鳥が見られます。
コクチョウが卵を抱き、ヒナを守っています。
人通りの多い環境で子育てをしていることが驚きです。地域の皆さんのやさしさが、この和やかな光景をつくり出しているのでしょうか。