「横浜山手西洋館 クリスマス2021」は12月に開催される人気イベント。
山手地区にある西洋館7館では、各国のクリスマス文化を紹介。室内装飾やディナ-風景が再現されています。全館、入場無料です。
コロナ感染防止のため館内の写真撮影が禁止されていました。
JR石川町駅からやや急な坂道を歩いて約5分、山手イタリア山庭園に到着
「外交官の家」は国重要文化財に指定された洋館。
明治43年に外交官・内田定槌邸として東京都渋谷に建てらましたものを当地に移築・復元。
典型的なアメリカン・ビィクトリアン様式の建物です。
館内には私たちがよく見慣れたクリスマスツリ-が飾られています。
庭園内にはもう1館「ブラフ18番館」があります。大正末期に建てられた外国人住宅です。
庭園にはヨ-ロッパを連想する、おしゃれな空間が広がっています。
山手本通りを歩いて元町公園へ向かいます。通りには教会があり、個人のお宅も一軒一軒おしゃれで異国情緒が漂っています。
元町公園には山手の西洋館では一番規模の大きい「ベーリックホ-ル」があります。
著名なJ・h・モ-ガンの設計。
ここでは白色と黒色が巧みに調和したクリスマス装飾がみられました。
隣接する「エリスマン邸」。この建物は「日本の近代建築の父」と呼ばれるA・レ-モンドの設計。
以前ここには”生プリン”で有名な「しょうゆきゃふぇ」が営業していました。現在は元町商店街に移転しています。
「山手234番館」は昭和の初めに建築された外国人向けの共同住宅。重量感ある色合いが特徴のクリスマス装飾でした。
この西洋館では夜間にライトアップが行われます。
お隣は人気のカフェ「えの木てい」。若い女性達が行列を作っていました。
最後に「港の見える丘公園」にある2つの西洋館に行ってみます。
「横浜市イギリス館」は昭和12年に英国総領事館公邸として建築。モダンな形状で大英帝国の風格が感じられる建物です。
「山手111番館」はベ-リックホ-ルと同様にJ・h・モ-ガンの設計。
建物の中心に吹き抜けの空間があるのが特徴です。
北欧の玩具「ダ-ラナホ-ス」(馬の形をした人形)が飾られていました。
港の見える丘公園では美しい西洋式庭園も見所のひとつ
展望台からは横浜ベイブリッジや東京湾が一望できます。よくドラマや映画のロケ地として使われる場所です。