梅香る甲州街道「高尾梅郷」を歩く

高尾梅郷

東京都八王子市にある梅の名所「高尾梅郷」。2月中旬から開花が始まり3月中旬まで見頃が続きます。
毎年3月初めに「高尾梅郷梅まつり」が開催されます。
高尾梅郷は甲州街道沿いに点在する「関所梅林」「天神梅林」「湯の花梅林」「するさし梅林」「荒井梅林」「木下沢梅林」、そして小仏川沿いの「遊歩道梅林」からなります。
約10,000本の白梅・紅梅が咲き誇ります。

JR高尾駅から「小仏」行バスに乗車し、それぞれの梅林の最寄バス停で下車します。
まず梅郷の奥に位置する木下沢(こげさわ)梅林に行ってから、各梅林に寄りながら高尾駅まで戻ります。
大下(おおしも)バス停で下車し、徒歩7分。


木下沢梅林は高尾梅郷のなかでも最も規模の大きい梅林。
丘陵上に植えられた1,400本の白梅・紅梅。この梅林は3月の開花時期のみ開放されます。

斜面の遊歩道を梅を楽しみながら散策します。結構な傾斜です。

最上段にはベンチもあり、暫く梅の香りを楽しみました。

するさし梅林、天神梅林とみて回り、荒井梅林に到着。ここは白梅がきれいです。

梅と電車のコラボ写真が撮影できる場所です。

関所梅林は「小仏関所跡」にあります。小仏関所は徳川幕府が甲州街道で最も重要視していた関所。

このあたりは甲州街道の「駒木野宿」があった場所。
「高尾駒木野庭園」は昭和初期の民家に喫茶室や売店を設置した施設。池泉回遊式庭園が無料で見学できます。

梅とロウバイの競演

小仏川沿いの遊歩道梅林には土手に菜の花が咲いています。

上椚田橋(かみくぬぎばし)から高尾駅まで15分ほど歩いて戻ります。

高尾駅付近には桜の名所も多くあります。
「多摩森林科学館」(八王子市甘里町1833-81)は広大な敷地に日本全国から集められた1700本の桜が植えられています。
様々な種類の桜が3月上旬から4月下旬にかけて順次見頃を迎えます。(高尾駅から徒歩10分、入園料大人300円)

「高楽寺」(八王子市狭間町1868、高尾駅より徒歩5分)では樹齢200年以上といわれる枝垂れ桜(姫桜)が見事です。
「大光寺」(八王子市初沢町1352、高尾駅より徒歩3分)には樹齢400年の枝垂れ桜や樹齢200年のエドヒガンが植えられています。こちらは高尾駅のホ-ムからも見ることができます。

八王子市・高尾は”梅と桜”の鑑賞に是非訪れたい場所。それぞれの見頃時期にお出掛けしてみて下さい。