朝から時折、小雨が降るなか北本市にある桜の名所を巡ってみます。
まず、JR北本駅から歩いて30分、「高尾さくら公園」へ
広々とした芝生地に約30種類、200本の桜が植えられています。
平成7年に開園した公園で桜の開花時期には大勢の花見客が訪れます。

両側の桜並木が歩道に覆いかぶさりトンネルのようです

公園の奥まで行くと荒川の土手が見えてきます。高台になっていて眺望がすばらしい場所です。

築山では制服を着たお嬢さんたちとお母さんが熱心に撮影しています。卒業の記念撮影でしょうか。

歩いて5分「高尾宮岡の景勝地」
「さいたま緑のトラスト保全第8号地」です。レッドデ-タブックに記載された希少な動植物も生息しています。
桜・菜の花・オオアラセイトウが咲いており、色鮮やかです。

湧水地から小川がつくられています


更に歩いて20分、「城ヶ谷堤」へ。江戸時代に田畑を水害から守るために築かれた土手。
土手沿いには約60本のソメイヨシノが植えられています。
ここは人気のお花見スポットです。


周辺には「石戸蒲サクラ」や「北本自然観察園」があります。
東光寺境内に所在する「石戸蒲サクラ」
樹齢800年といわれ、日本五大桜に選ばれている名木。国指定天然記念物に指定されています。

蒲サクラはエドヒガンとヤマザクラの自然交配で生まれた新種のサクラ。蒲サクラは世界で唯一、この一本だけです。

「北本自然公園」には以前、樹齢200年といわれるエドヒガンサクラの巨木がありました。
それが2019年に突然、根元から倒木。
それまで多くの花見客で賑わっていたので残念です。
今、残された枝から新しい芽が出ているそうです。いつか満開に花を咲かせる時がくるといいですね。



この公園では夏の夜になると自然発生した「ヘイケボタル」が水辺を飛び交います。
毎年7月には”ホタル鑑賞会”が開催。
園内の広い範囲で、幻想的なホタルの光が見られます。アクセスも良くほたるを見たい方にはお勧めの場所です。
今日は一日、美しい桜を満喫しました。