茨城県古河市の「古河公方公園」は春に花桃が美しく咲き誇る公園。
園内には約1500本の花桃が植えられています。3月下旬~4月上旬に見頃を迎えます。
花桃は観賞用に改良された桃。艶やかなピンク・赤・白の花を咲かせます。
古河市の花桃は江戸時代初期、古河藩主・土井利勝が薪となる木の確保のため領地に桃の木を植えたのが始まりとされています。
東武日光線新古河駅から徒歩30分。JR古河駅からは古河循環バス「ぐるりん号」が利用できます。
渡良瀬川の堤防では菜の花が満開。
古河公方公園は鎌倉公方・足利成氏の城館跡につくられた公園。
桃まつりが開催され、「古河桃むすめ」のお嬢さんたちが出迎えてくれます。
曇りがちの天気が少し残念。やっぱり青空の下で花桃が見たかったですね。
園内には二つの池があり、北側の池では夏になると「大賀ハス」が池を覆います。
花桃と菜の花のコラボレーション。
「古河公方・足利義氏の墓所」
「元屋敷の桃林」、桃林はこの辺りがメインです。
花桃の可憐な花びら。
公園の一隅にある国指定重要文化財「旧飛田家住宅」、茨城県指定重要文化財「旧中山家住宅」が一般公開されています。
NHK大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」のロケ地。
小川の流れに沿って花桃が植えられ、絵画のような光景です。
古河市の中心部に向けて15分程歩くと、「鷹見泉石記念館」(古河市中央3-11-2)があります。かつての古河藩・家老の屋敷。屋敷の前は静かな石畳の道です。
日本情緒が漂う茅葺きの家屋です。玄関にはひな壇が飾られています。
周囲には「古河歴史博物館」や「古河文学館」などの施設が集まっています。
古河市はかつて日光街道の宿場町でした。今でも当時の風情が残されており、老舗のうなぎ屋や味噌屋が街道沿いに見られました。