栃木県の那須烏山(なすからすやま)周辺を巡ります。初めてのJR烏山線。烏山線は全線非電化のため蓄電地駆動の電車が使用されている珍しい路線です
まず那珂川にある観光やな「矢沢のやな」に。那須烏山駅よりコミュニティバス「馬頭烏山線」に乗車し滝田で下車。歩いて10分で到着です。
やな漁は竹で編んだすだれで川の流れをV字に堰き止める漁法。那珂川は鮎の漁獲量日本一です。やなは毎年期間限定で設置されます。
家族連れがすだれに乗り上げた鮎を素手で捕まえています。(捕まえた鮎は備え付けのいけす箱に入れます。持ち帰りはできません)
当日は水量が多く、間近で見る川の流れに圧倒されます。やなは夏がたっぷりと感じられる川遊びです。
食事処で「あゆ飯」と「鮎塩焼き」を注文。塩焼きの”骨の取り方”がよくわかりません。
忙しそうにしている店員さんに聞くことができず、自己流で食べます。
食べ終わった後の汚さ。恥ずかしくてナプキンで隠しました。
次は「島崎酒造・どうくつ酒蔵」へ。途中までバスがありますが、面倒なので1時間かけて歩きます。
ここの酒蔵は第二次世界大戦に戦車製造ために建造された地下工場の跡地。酒類を貯蔵するのに適温の場所なのでしょうね。
洞窟内の酒蔵見学は無料。開放日は土、日、祝日。事前に島崎酒造の公式HPで確認して下さい。
内部は3本の坑道とそれらをつなぐ5本の横抗で構成されています。この洞窟では個人の方の熟成酒のボトルを預かる制度があります。
最後の訪問地「龍門の滝」はここから歩いて20分。
那珂川の支流、江川にかかる幅65m、高さ20mの滝。大蛇が住むという伝説があり名前の由来にもなっています。
滝つぼのすぐ近くまで行くことができます。滝を目の前にすると清涼感が凄い。大量のマイナスイオンが降り注いでいるのでしょう。
滝の上に烏山線が通っており、電車と滝のコラボ写真が撮れるフォトスポット。鉄道マニアには人気の場所です。
ただ電車は一瞬で通り過ぎます。タイミングよく撮影するのはなかなか難しいですね。
帰りは最寄りの滝駅から帰路につきます。那須烏山は地名に那須とついていることで那須高原と混同しやすですが距離はけっこう離れています。
今回、那須烏山を訪ねてその良さを実感、穴場の観光地です。