茨城県石岡市の八郷(やさと)地区は筑波山の東麓に位置する田園地帯。
ここには日本の原風景といえる癒しの景観が広がっています。「日本の里100選」に選定されています。
八郷地区には昔ながらの茅葺き屋根民家が現存しており、それらを巡るのが今回の目的のひとつです。
石岡駅より「柿岡車庫」行バスに乗車し、約30分で前島入口バス停で下車。
最初の訪問地「佐久良東雄旧宅」(石岡市浦須314-1)。幕末時代に活躍した歌人、佐久良東雄の生家です。国の史跡に指定されています。表札が掛けられているので、何方かお住まいなのでしょうか。
つぎは「大場家住宅」(石岡市佐久258)へ。こちらの大場さんはぶどう果樹園を営まれており主屋の前にはぶどう棚が広がっています。
ぶどう棚で作業されていたご主人に声掛けして主屋を撮影。こちらのお宅は国の登録有形文化財です。
「どちらから来られたの?」「すぐ近くに佐久の大杉があるから見てきて」と話しかけて頂きました。
もう一か所巡った茅葺き屋根民家「おばあちゃん家(木崎邸)」(石岡市上青柳78)。時折学生さんによるイベントが開催されています。
さてもうひとつの目的、西光院に向かいます。
西光院の本堂は京都の清水寺と同じ”懸造り”の建物。峰寺山の中腹に位置しています。徒歩で山道をしばらく登って行きます。
本堂の回廊から霞ケ浦や鹿島灘を一望する素晴らしい景色が広がります。
本堂に「敬虔な場所により撮影や長居は禁止」との張り紙。(ご住職の奥様と思われる方が常にそばに)写真一枚も撮れず、滞在時間わずか5~6分で退去。
あんなに苦労して山道を登ってきたのに・・・・もう少し眺望を楽しみたかった。
西光院に隣接して最近テレビで話題になった動物園「東筑ユ-トピア」があります。こちらは家族連れで混雑していました。