群馬県の四万温泉に日帰りで旅します。四万温泉は女子に人気のたかい温泉地です。
上野を出発→高崎→(吾妻線に乗り換え)→中之条のル-ト。行程約3時間
中之条駅より四万温泉行のバスに乗車し、50分で終点下車。
バス停のすぐ前に流れる四万川の河川敷には無料の公共浴場「河原の湯」があります。
中はちょっと狭いですが、河原にある浴場って風情があります
まず「千と千尋の神隠し」のモデルの一つとなったといわれる老舗旅館、「積善館」へ
この赤い橋、映画のなかで千尋がハクから「橋を渡る間、息をしてはいけないよ」と言われて渡った橋のモデルとも。
若い女性たちが”鼻をつまんで橋を渡る千尋”の真似をして記念撮影をしていました
この旅館の浴室は大正ロマネスクを用いた趣のあるお風呂。国の登録有形文化財です。今回は過密日程のため入浴はしません
階段、廊下どこを見ても歴史がひしひしと感じられる旅館です。
続いて今回のメイン、奥四万湖に向かいます。歩いて1時間弱です
昭和を色濃く感じさせる「落合通り」。スマ-トボ-ルの遊技場があり、結構お客さんで混雑していました
日向見公園から見上げる四万川ダムは大迫力です。つづら折りの道を登ると奥四万湖に到着
大感動の四万ブル-です
湖のまわりを一周する遊歩道を歩きます。道の全面に残雪があって歩きにくい。しかし時々、粉雪が舞い散る光景は神秘的です
何方とも会う事はありません。静寂な時間でした。
度々、四万ブル-の美しさは紹介されていますが、「百聞は一見にしかず」一度は訪れるべき場所です
「日向見薬師堂」は国の重要文化財で群馬県最古の寺院建築です。
隣には無料の公共浴場「御夢想之湯」。目の前には足湯もありました。
それにしても四万温泉には無料の公共浴場が多くあります。有難いですね
四万温泉中心部に戻り食事を取ることに。しかし閉店したお店ばかり。
暫く歩いていると「焼きまんじゅう 島村」がありました。
店先でじっくり炭火で焼き上げた甘辛味噌のまんじゅう。香ばしい匂いが辺りに漂っています。香りにさそわれ頂くことに。ふわっとした食感がたまりません
お腹を満たし最後の目的地、四万の甌穴(おうけつ)へ。歩いて約40分、あとひと踏ん張り頑張ります
国道から河原に降りていきます
甌穴は川岸や川床の岩石面上にできる円形の穴。くぼみに落ちた礫(つぶて)が長い年月、川の流によって回転し岩盤を削っていきます。
この四万には大小あわせて8つの甌穴があります。大きい甌穴は深さ1,5mもあり、今にも吸い込まれそうです
甌穴前のバス停から中之条駅に戻りました。帰りの電車も上野まで約3時間の行程です