千葉県勝浦市の「鵜原理想郷」は与謝野晶子をはじめ多くの文人墨客に愛された景勝地。
太平洋の荒波に侵食されたリアス式海岸が2km余り続き、岬に沿ってハイキングコ-スが整備されています。
訪れた日は風速10mの強風が吹いており、太平洋の海面には大きな白波がたっていました。
JR鵜原駅から徒歩10分、鵜原ハイキングコ-スの入口があります。
手掘りの洞窟を二つ通り抜けると、コトガエリ海岸に降りられる道があります。
こじんまりとした海岸。ここには漁師さんが手堀りで造ったいくつもの生け簀があります。天然の地形を生かした漁師さんの知恵ですね。
さらに進んだ手弱女平(ておやめだいら)。岬の先端には「幸せの鐘」が。強風で飛ばされそうな中でもカップルさん達は鐘を鳴らします。
若い人は怖いもの知らずでいいですね。
手弱女平遺跡は風化した岩肌が生み出す自然の造形美。長い間の侵食でこのような形に。自然の偉大さを感じます。
先を行くと毛戸浦という海岸に降りられる小径があります。
こちらの海岸では磯遊びができるので家族連れにはお勧めの場所です。
最後に向かったのは黄昏の丘。四方が見渡せるビュ-スポットです。本当にここは絶景がつまっています。
ここから白鳳岬や毛戸岬はすぐ。ちょっと足を延ばしてみては。
帰りに隣接する鵜原海岸に寄ってみました。
「日本の渚・百選」に選定された美しい海岸。波うち際には白い鳥居が建っています。
近くにある八坂神社の鳥居。海のブル-を背景とした佇まいがインスタ映えすると話題です。
すぐお隣の観光地・勝浦海中公園は大勢の観光客で賑わっていますが、こちらは人出も少なく一日ゆっくりと過ごすには最適です。アクセスも良いのでお出かけ先にお勧めです。