神奈川県座間市の大凧まつりが令和元年以来、3年ぶりに5月4日、5日の両日に開催。今回は端午の節句を祝うと共に、コロナ収束を願って行われました。
座間の大凧揚げは200年以上の歴史を誇り、国の無形民俗文化財です。
会場の相模原グランドまではJR相模線・相武台下駅から徒歩15分。
3日は丁度良い風が吹き、大凧も掲揚されました。
4日は風が穏やかで、午前中は一度も凧が揚がりません。
午後になってようやく2m前後の風が吹き、二枚の二間凧が揚げられました。自衛隊・座間駐屯地と座間消防の方々による掲揚です。
両者とも気合十分。観客にもひしひしと伝わってきます。
2度、3度と揚げられる凧。引手の皆さんの必死さに声援が飛びます。
凧揚げの合間に、アナウンスで凧の構造の説明が。凧の骨組みは竹です。組み立ては会場となった相模原グランドで行われたそうです。屋内に収まる大きさじゃありませんね。
午後2時頃になると、やや強い風が吹いてきました。いよいよ大凧の掲揚です。
今回は安全を配慮して大凧のサイズが13m四方から9m四方に縮小されました。
それでもその五間凧の大きさには圧倒されます。
引手が持つ綱の先端はショベルカ-に括り付けられています。重石の代わりですね。
引手の方々が待機しています。掲揚の準備が終わり風待ちの時になると、皆さん固唾をのんで大凧を見つめています。
掛け声と共に「新風」と書かれた五間凧が大空に舞い上がります。
観客から歓声が上がり、拍手が鳴り響きます。
大勢の方々が携わる行事には感動がつきもの。来年はコロナも収束し「百畳敷」の大凧の掲揚が見たいですね。
会場となった相模原グランドの隣は8月になると一面のひまわり畑になります。
「座間のひまわり」は人気のSNS映えスポット。
座間は多くの湧水スポットがある「水の街」。夏にはホタルが飛び交います。