安行桜は昭和の初め、川口市安行の植木職人・沖田雄司さんが接ぎ木をして作り出した新種の桜。そのため沖田桜とも呼ばれています。
ピンクの色彩が強く、小ぶりの花が特徴です。
埼玉県にある安行桜の名所、2ケ所を巡ってます。
北浅羽桜堤公園(埼玉県坂戸市)
坂戸市内を流れる越辺川(おっぺがわ)沿いにある北浅羽桜堤公園。
川沿いに約200本の安行寒桜の桜並木が続いています。例年見頃は3月中旬~下旬です。
東武東上線北坂戸駅から川越観光バス「入西団地」行に乗車し、今西バス停で下車。徒歩10分です。

1,2kmに渡る桜堤には休憩場所もあるのでゆっくりと桜が鑑賞できます。まわりに遮るものが無いので解放感いっぱいです。

ソメイヨシノより開花が早く、一足早く春が感じられる桜です。

越辺川には数か所に沈下橋が架かっています。時間があればそちらも見てみたいですね。
島田橋・・・・坂戸市大字島田
八幡橋・・・・坂戸市小沼


密蔵院(埼玉県川口市)
密蔵院は川口市安行にある550年の歴史ある古刹。境内には約50本の安行桜が植えられています。
IR京浜東北線川口駅より「峯八幡宮」行に乗車し、終点で下車。徒歩7分です。
桜のトンネルになっている参道を通って密蔵院に向かいます。

毎年、春の彼岸頃に「桜まつり」が開催され、大勢の参拝客で賑わいます。


境内には安行桜の他、「寒緋桜」や「ソメイヨシノ」も見られます。

安行桜がすぐ目の前で鑑賞できる場所も。曇りがちの天候でしたが、ピンク色が鮮やかです。

”安行桜”はまだ広くは知られていませんが、このかわいい桜を鑑賞しに出掛けてみて下さい。