栃木県の大平山の麓に鎮座する「清水寺(せいすいじ)」はロウバイの名所。見頃は例年1月中旬から2月上旬です。
JR両毛線・東武日光線「栃木駅」から栃木市営ふれあいバス岩舟線に乗車し、「かかしの里」バス停で下車。歩いて15分です。
私はJR両毛線大平下駅から歩きました。約1時間です。
道すがらブドウ果樹園が多くみられました。大平町は6月から9月にかけてブドウ狩りの観光客で賑わいます。
観音堂に向かう階段両側に100本以上のロウバイが植えられています。
階段を歩いて行くとほのかにロウバイの甘い香りがしてきます。
観音堂からの眺め。訪れる人も少なく静かにロウバイが鑑賞できます。
階段の途中には「十三仏尊像」が鎮座。”仏像の背景にロウバイ”いい光景ですね。
ロウバイが好きで何度も鑑賞に出掛けていますが、透き通るような黄色の花びらは見ていて飽きることがありません。もちろん香しい匂いも大好きです。
何度も花びらに鼻を近づけて匂いを嗅ぎます。
清水寺からは晃石山や太平山・謙信平方面の登山道入口があります。
大平下駅に戻る途中にある「大平町歴史民俗資料館」(栃木市大平町西山田898-1)
ここには「白石家戸長屋敷」が併設されています。
江戸時代に庄屋を務めた白戸家の屋敷で、茅葺き屋根の母屋や長屋門が残されています。
この日はコロナ感染防止のため栃木県民のみが入館可能のこと。遠くから写真を一枚撮って駅に戻ります。
以前から行きたかった「紬(つむぎ)の街」結城へ。大平下駅から小山に行き水戸線に乗り換え、結城まで40分ほどです。
結城市は絹織物「結城紬(ゆうきつむぎ)」が有名です。市内各所には結城紬に関連した観光施設があります。
「つむぎの館」もその一つ。結城紬の展示のほか資料館やカフェ「壱の蔵」などからなる結城紬ミュ-ジアムです。
国登録有形文化財に指定された「奥順見世蔵」も見学可能。
入場無料ですが、資料館は有料(大人200円)です。
開館時間などの詳細は公式HPで確認して下さい。
市内には呉服を営んでいた頃の見世蔵が多く残されています。また歴史ある街らしく和菓子や味噌などの老舗のお店も見られました。
結城市には歴史ある酒蔵があります。
400年の歴史を持つ結城酒造では、明治末期の蔵を常時見学することができます。
歴史ある伝統工芸が今でも息づく街。江戸時代からの風情と文化が残る結城の街をもう一度歩いてみようと思います。