栃木県茂木町の丘陵地にある「石畑の棚田」、水田が扇状に広がる美しい棚田です。
”日本の棚田百選”にも選ばられた場所。
茂木町は町内面積の60%以上を森林で占められ、斜面を開墾して水田が作られました。
現在でも町内各地に棚田が残されています。
真岡鐡道・茂木駅から徒歩で約2時間あまり。
途中には「木須川の洞門」があります。木須川の氾濫を防ぐため、峰を掘削して造られた河川のトンネル。
洞門の中に入り、間近に淵の流れがみられます。”神秘の洞門”として人気のフォトスポット。
更になだらかな坂道を歩いて行きます。
石畑の棚田がある入郷地区は「日本の里100選」にも選定された、日本の原風景ともいえる場所。山間部の長閑な集落です。
棚田は面積2,4ha、田んぼの枚数は約180枚。初夏にはホタルが飛び交う幻想的な光景が見られます。
この棚田には「オ-ナ-制度」があり、棚田の保全が図られています。
詳細はこちらで確認して下さい。
この奥まで棚田が続きます。段々と小さな水田に。トンボが飛び回っており、秋の気配を感じます。
田んぼ脇に座り、棚田を見ながらお手製の”おにぎり”を食べる。日本人で良かったと思える瞬間です。
もうすぐ稲刈りが始まり、「はざ掛け」風景が見られますね。
帰りに「大瀬の観光やな」に寄ってみます。那珂川最大級のやな場。
ここでは川に入り、鮎の手掴みも体験できます。
休日のため観光客でごった返しています。”鮎の塩焼き”で一杯と思いましたが、食事はやめて駅に戻ります。
国道をはさんで向かいは最近、雲海の名所として有名になった「鎌倉山」
公共交通機関がないので徒歩で回りましたが、歩行時間は5時間ほどです。休憩する場所もあまりないので歩くのに自信のない方にはお勧めできません。
真岡鐡道、赤と緑で塗装された車両
「SLの転車台」、真岡鐡道では土・日・祝日にSLが運行されます。