埼玉の秘境、皆野と長瀞を歩く

夕日の荒川橋梁

埼玉の秘境といえば秩父を思い浮かべますが、今回はそのお隣、皆野町と長瀞町を歩きます。
まずは名瀑「秩父華厳の滝」へ。JR皆野駅から皆野町営バス日野沢線乗車、24分で秩父華厳前下車。バスの本数は非常に少ないです。

バス停より沢沿いを歩くこと10分で滝に到着。高さ10mほどの小さな滝ですが、優雅な姿が日光の華厳の滝に似ているため「秩父華厳の滝」と命名されました。
滝の上にはちょっと変わった仏像が鎮座しています。

マイナスイオンがいっぱいです。静かに時間が流れます。

近くで見ると結構な水流で迫力があります。ほかに観光客もいないので静かに滝が見られました。
入口に”全国の滝で10位に選ばれた”と謳った看板。いつ頃のことなのでしょうか。
ランキングに書かれていた滝の名称は錚々たるものです。

秩父三十四所観音霊場、結願のお寺「水潜寺」。結願のお寺はすべての霊場をまわった巡礼者が最後に参拝するお寺です。

境内には「水潜りの岩屋」と呼ばれる鍾乳洞があります。巡礼を終えた人が身を清めた場所。現在は崩落の危険があるため中には入れません。
お参りを済ませ、ここから1時間半かけて上長瀞まで歩きます。

廃校となった「日野沢小学校」。木造校舎は解体され門柱のみ残されています。
さて頑張って歩きます。

解体された廃校の門柱。なんか侘しさを感じます。木造校舎なんとか保存して欲しいですね。

上長瀞に着く頃には夕暮れ時に。


紅葉で有名な「月の石もみじ公園」から荒川の河原に降りて行きます。

遠くに秩父鉄道の荒川橋梁が見えています。ここは鉄道マニアには有名な写真スポット。
橋梁が夕日に照らされていい感じです。

(鉄橋を通り過ぎる電車)

(近くでみる荒川橋梁)

長瀞で一番の観光名所「石畳」。幅50m、長さ600mの一枚岩です。
この辺り一帯は大規模な地殻変動により海の底から隆起した岩石段丘。「地球の窓」と呼ばれ、地球の成り立ちが観察できる場所です。
ここが大昔、海の底だったとは想像できません。

岩畳は国の指定名所・天然記念物となっています。この一枚岩すごいです。
秩父赤壁

秩父や長瀞地域は都心からアクセスも良く見所いっぱい。季節ごとの花畑や氷柱など素晴らしい場所が多いです。