南房総、海辺の観光地4選

仁右衛門島

南房総の勝浦や鴨川、館山の海岸線には多くの観光地が存在します。その中で古くから観光地として賑わってきたスポットを紹介します。

仁右衛門島(鴨川市太海浜445)

昔から代々、島主の”平野仁右衛門”さんが住んでいる個人所有の島。千葉県指定の名勝に指定され、新日本百景の地にも選ばれています。


周囲4kmほどの小さな島。島内には源頼朝や日蓮上人の伝説が残されています。
観覧料は大人1350円(往復の渡船を含む)。観覧時間は8:30~17:00。(天候によって渡船が運休の場合あり)
JR外房線・太海駅から徒歩10分。

太海浜から200mほど離れており、島までは昔ながらの手漕ぎの舟で渡ります。
船頭さんの「キィ-キィ-」と櫓をこぐ音が郷愁を誘いますね。

島内を周遊する散策路を歩きます。
源頼朝が潜伏したとされる洞窟、日蓮上人が朝日を拝んだ神楽岩などの見どころがあります。


島主・平野仁右衛門さんの住居(外観)も見学できます。

海の透明度は抜群。潮だまりでは小魚やカニがみられます。

かつうら海中公園・海中展望塔(勝浦市吉尾174)

かつうら海中公園はリアス式海岸の自然美があふれる景勝地。昭和55年に完成した歴史ある公園です。営業案内・アクセス等は公式HPで確認して下さい。

展望塔に架けられた橋からの絶景

沖合60mに位置する展望塔は自然の水族館。水深8mまでらせん階段を降りて行きます。
海中窓からは様々な魚や海底の様子が見られます。

どんな魚がみられるか期待しながら窓を覗きます。天候や季節によってみられる魚が変わります。
自分が海中にいることを思うと不思議な気持ちです。

鯛之浦遊覧船・誕生時(鴨川市小湊183-8)

鴨川市安房小湊の「鯛之浦タイ生息地」。日蓮上人にまつわる伝説が残っています。
本来深海に生息し群れをつくらないマダイ。ここでは深さ10~20mにマダイが群生しています。国の特別天然記念物。

鯛の浦のマダイは昔から”日蓮上人の化身”として、漁師から大事に保護されてきました。

JR外房線・安房小湊駅から徒歩20分に遊覧船乗り場があります。遊覧船の乗船料など詳細は公式HPで確認して下さい。


遊覧船に乗船すると、すぐに赤い鳥居が見えてきます。この辺りがマダイの生息地です。

船頭さんが海に餌を散らすと、マダイが遊覧船に寄って来ます。
この日大変混雑していて、ほんの一瞬だけマダイを見て遊覧終了です。

遊覧船を降りた後、近くの「誕生寺」へ。

日蓮上人の弟子・日家上人が1276年、日連上人の生家跡に堂宇を建立したのが誕生寺の始まりです。荘厳な「仁王門」は千葉県指定有形文化財。
誕生寺は鯛の浦遊覧船とセットで訪れたい観光スポットです。

「館山城(城山公園)」(館山市上真倉2237-1)

戦国大名・里見氏の居城だった「館山城」
現在は天守閣様式の”八犬伝博物館”となっています。里見氏にまつわる「里見八犬伝」に関する資料を展示。
JR館山駅からJRバス関東「洲の崎方面」行または館山日東バス「館山航空隊」行に乗車し、10分で城山公園前バス停で下車。

入場料大人400円「開館時間=9:00~16:45,休館日=月曜(祝祭日の場合は翌日)・年末年始」

標高65,8mの丘陵地に位置し、見晴らしが良く館山湾(鏡ヶ浦)が一望できます。晴れた日には富士山も。
館山市街の美しい夜景が見られる場所として、人気のデ-トスポットにもなっています。