千葉県館山市は房総半島の南端に位置し、温暖な気候の観光地。
気候の特色を生かした美しい花畑が人気ですね。観光スポットの中から厳選して紹介します。
野島崎(灯台)
館山駅から日東バス、JRバス「安房白浜」行に乗車し、野島崎灯台口下車。バス停からは約10分程歩きます。
野島崎灯台は明治時代に建造された白亜の灯台。「日本の灯台50選」に選定されています。内部は一般公開されており展望台まで上ることができます。
そこからは太平洋の地平線を望む大パノラマが広がります。
「房総半島最南端の地」の碑。
岩場の上に設置された白いベンチ。フォトジェニックなスポットとして度々メディアに登場します。結構な高さの場所にあるので上る時は注意が必要です。
このベンチからは房総一美しい「天の川」が見られると評判。一度ここからの夜空を見てみたいですね。
赤山地下壕跡
館山駅からJRバス1番線または日東バス「館山航空隊」行に乗車し、10分で宮城下車。
赤山地下壕は合計の長さが1,6kmもある大規模な地下壕。造られた時期ははっきりと分かっていないそうです。
入場料大人200円。ヘルメットと懐中電灯が貸し出しされます。
地下壕に入ると急にひんやりとしてきます。
トンネル内は縦横に通路が伸びています。真っ暗な通路奥を懐中電灯で照らしてみます。ちょっと不気味です。
当時使用されていた発電所や病室、電信室跡が見られます。
当時使われていたお風呂
この様な大規模の地下壕を掘るためにどれ程の労力を必要としたのでしょうか。携われた方々の苦労が偲ばれます。
沖ノ島(海水浴場)
JR館山駅から日東バス「館山航空隊」行、15分で終点下車。そこから徒歩25分です。
沖ノ島は周囲約1kmの小さな島。元々は沖合に浮かぶ小島でしたが関東大震災の地盤隆起の影響で陸続きとなりました。
沖ノ島と陸地は弓なりに形成された砂浜で結ばれています。夏には海水浴場として賑わいます。
島内は草花が生い茂る森で、散策のため遊歩道が整備されています。小さな島ですが南国の秘境感が漂います。
入口の反対側は「鬼の洗濯板」と呼ばれる岩場。この辺りはシュノ-ケリング・スポットとして人気の場所です。
洲崎神社・洲崎灯台
館山駅からJRバス「洲の崎方面」行に乗車し、35分で洲の崎神社前下車。
洲崎神社は安房国の一宮。147段の階段を上った高台に社殿が鎮座します。8月の大祭ではこの急階段を神輿をもみながら降りてきます。
海岸にある浜鳥居(一の鳥居)からは太平洋が一望です。天気が良いと鳥居越しに富士山が見られます。
ここから爽やかな風が吹く海岸沿いを歩いて洲崎灯台に向かいます。13分で灯台に到着。
大正8年に建造されたコンクリ-ト造りの灯台。青い空と白亜の灯台が映えます。中には入れませんが、展望台からでも360度の絶景が広がります。
思っていた以上に観光客が多いですね。この灯台では人気アイドルグル-プのPVが撮影されました。国の登録有形文化財です。
”渚の駅”たてやま
館山駅より徒歩15分。
”渚の駅”たてやまは展望デッキやレストランなどが入った海辺の施設。中でも人気なのが渚の博物館1Fに設置されている「さかなくんギャラリ-」です。
館山ふるさと大使のさかなクンを紹介したギャラリ-。入場無料です。
小規模ですがカラフルな展示が楽しめます。
隣接する「館山夕日桟橋」は長さ500mもある桟橋。夕日の名所として知られ、天気が良ければ富士山も。ここは館山市内に3ケ所ある「恋人の聖地」の一つです。
大福寺(崖観音)
JR那古船形駅より徒歩15分。
船形山の中腹にあり、崖観音として知られるお寺。朱塗りの観音堂は岸壁にはりつくように造られ、遠くからでも目を引きます。
懸造りの観音堂は2014年から約1年半かけて改修工事が行われました。
お堂からは錦江湾が一望できます。
原岡海岸(岡本桟橋)
原岡海岸は館山市の隣、南房総市に位置します。最近SNS映えすると話題の場所。JR富浦より歩いて10分。
海に突き出た木製の桟橋。夕暮れ過ぎると電柱に灯がともり風情ある雰囲気に。CMのロケ地として何度も使われています。
空と海の境界線がわかりますか。桟橋の先端まで行くと海の中にいるような気分になります。
ここは若い女子やカップルさんが多いですね。
南国ム-ドいっぱいの館山、ほかにも多くの観光スポットがあります。