前橋市「敷島公園」と「前橋公園」

敷島公園バラ園

前橋市にある二つの公園「敷島公園」、「前橋公園」をめぐります。

まずバラの名所「敷島公園バラ園」へ。春には5月中旬~6月上旬、秋は10月下旬~11月上旬に見頃を迎えます。園内には600種7.000本のバラが植えられています。(入園無料)

JR前橋駅から関越交通バス「緑が丘町・河原町方面」行に乗車し、20分で老人センタ-入口で下車。

広い敷地のバラ園、人出も少なくゆったりとバラが鑑賞できます。

このバラ園では世界の殿堂入りしたバラが全て見られます。前橋のオリジナルのバラも植樹されています。

公園内には「前橋市蚕糸(さんし)記念館」が一般公開されています。この建物は明治44年に国立原蚕種製造所前橋支所事務棟の本館として建てられました。
明治時代を代表する洋風建築。屋根には特徴ある避雷針がみられます。
館内は展示室となっており無料で見学ができます。
(開館日=4月~11月の土、日、祝日、開館時間9:00~16:00)

隣接する「敷島浄水場」では毎年GWに敷地内の水道施設が特別公開されます。
クイズラリ-や職員の方による見学ツア-などのイベントも行われます。

敷島浄水場のシンボル”水道タンク”は昭和4年に完成したもので国登録有形文化財。

”前橋市水道資料館”は 旧管理事務所を改修した資料館。楽しみながら水道に関する知識が得られます。
入館無料(休館日=火、水曜日・年末年始、開館時間=10:00~16:00)

敷島公園から前橋駅方面に歩いて30分、「前橋公園」へ(前橋市大手町3丁目)

園内にある「臨江閣(りんこうかく)」は近代和風の木造建築。本館、別館、茶室からなり、国の重要文化財です。

本館は明治17年に当時の群馬県令の楫取素彦(かとりもとひこ)が中心となって建てられた迎賓館。楫取素彦が主人公として登場する平成26年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」のロケ地としても使われました。

別館は明治43年に貴賓室として建てられた書院風建築。2階には百八十畳の大広間があります。

前橋公園には歴史ある遊園地「るなぱあく」があります。昭和29年に開園し「日本一なつかしい遊園地」として愛されている遊園地。
入場料は無料で大型遊具は1回50円、電動木馬などは10円と日本一安い遊園地です。


5台の電動木馬は稼働中の遊具では日本で唯一、国登録有形文化財に指定されています。
昭和感たっぷりの遊具です。

群馬県庁は33階建てで道府県庁舎(都庁は除く)では日本一の高さを誇っています。
32階は全フロア展望室となっており地上127mからは前橋市内はもちろん赤城山や榛名山などの山々を見渡すことができます。
最近では観光バスツア-に組み込まれるほどの人気スポットとなっています。

群馬県の県庁所在地の前橋市ですが、知名度では高崎市に後れを取っているように思います。
もっとその魅力を全国に発信されてはと思いました。