京都の名所、祇園と清水寺を巡ります。阪急京都線「京都河原町」駅から歩きます
四条大橋が架かる鴨川では大勢の方が河原に座り、川の流れを楽しんでいました
この辺りは夏になると「川床」が造られ、”涼”がとれる場所となります
四条通りから花見小路へ
「祇園のエリア内では写真撮影が禁止」の張り紙。以前、報道で観光客による舞妓さんへの迷惑行為が取り上げられていましたがその影響なのでしょうか
花見小路から横に延びている路地も風情があります。
祇園から清水寺に向かう「三年坂」は石畳の情緒ある通り。ここから見る「八坂の塔」は京都を代表する景観の一つです。
「清水寺」は1200年の歴史を誇るお寺で、世界遺産にも登録されています。
「清水の舞台から飛び降りる」の語源にもなった高さ13m、本堂の舞台は有名です。
拝観料は大人400円。夜には桜のライトアップが行われます。
アクセスや拝観時間はこちらで確認して下さい。
本堂や三重塔など多くの国宝や重要文化財の建物が立ち並びます。
本堂の舞台は”懸造り”といわれる釘を一切使わない建築手法が用いられています。
2008年に始まった「平成の大改修」が2020年12月で終了し、舞台を含めた本堂の全景が見られるようになりました。
境内には約1000本のヤマザクラが植えられています。舞台から境内一面に咲き誇る桜の絶景が見られます。
下から見上げる舞台は大迫力
「二年坂」、「ねねの道」を通り「八坂神社」へ
八坂神社は全国にある祇園社の総本社。地元の方たちにも「祇園さん」と呼ばれ親しまれています。本堂は国宝に、29棟の建造物が重要文化財に指定されています。
四条通りにある「1銭洋食」の本店で食事。お好み焼きのル-ツとなる”粉モノ”の元祖といわれるお店。
出汁の味もよく、具に入っているこんにゃくの食感がたまりません。芸妓さんにも贔屓にされています。
店内にはお色気たっぷりの絵馬やマネキン人形が飾られ、独特な雰囲気。ちょっと目のやり場に困ります。
祇園の一角にある「建仁寺」の夜間特別拝観に。
本坊に入ってすぐ「国宝 風神雷神図(レプリカ)」(原本は京都国立博物館に保管)が目に入ります。
俵屋宗達が描いたとされ、教科書でよく見た作品です。
法堂の天井には建仁寺の目玉の一つ「双竜」が描かれています。大きな2匹の竜の姿が印象的なこの絵は小泉淳作によって描かれました。
「大雄苑」「潮音庭」2つの庭園がライトアップされて幻想的です。
京都河原町駅に戻るため再び四条大橋を渡ります。
鴨川からは「先斗町(ぽんとちょう)」の灯りが見えています。先斗町は京都では有名な飲食街。
「高瀬川」にかかる桜も美しくライトアップされていました。
この高瀬川には江戸時代、森鴎外の小説で知られる「高瀬舟」が往来していました。島流しになる罪人を運んだ舟です。
清水寺では中学校の修学旅行の時に「西陣織のにおい袋と札入れ」を買ったことを思い出します。二年坂、三年坂あたりは、その頃とあまり変わっていないように思えました。