京都「伏見稲荷大社」と「下鴨神社」

下鴨神社

「伏見稲荷大社」は国内外の観光客による観光地人気ランキングでは常に上位を獲得する場所。朱色鮮やかな千本鳥居の景観が人気の理由です。

JR奈良線「稲荷」、京阪線「伏見稲荷」駅下車すぐ。参道には飲食店やお土産店などが建ち並びます。

1300年以上の歴史を誇る伏見稲荷大社は全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮。
商売繁盛・家内安全にご利益があり、「お稲荷さん」と親しまれています。

境内には朱色の建物が立ち並んでいます。本殿は室町時代の建築物。

千本鳥居は江戸時代以降、願いが「通った」お礼を込めて奉納されてきました。
鳥居の数は境内全域で約1万基になるそうです。
最初の鳥居のトンネルを抜けると奥社奉拝所があります。
そこでは(石灯篭の上にある)「おもかる石」で願いの成就を占うことが出来ます。石が持ち上げられたら、願いが叶うとされています。

鳥居を歩いていると、次第に厳粛な気持ちに。鳥居には多くの人たちの幸せを願う思いが込められているのでしょうか。

今回は”奥の三ッ辻”で引き返しました。標高233mの稲荷山全体を巡る”お山めぐり”は約4kmを2時間でまわります。

昼食には参道にある「伏見庵」で”きつねうどんといなり寿司”のセットを注文。
甘めな味付けの”お揚げ”がおいしい。店頭で手打ちしたうどんはモチモチした食感で食べ応え十分です。
お手頃な値段でお財布にやさしいお店でした。


次は世界文化遺産にも登録されている「下鴨神社」へ。京阪本線・出町柳駅から徒歩12分

参道の「糺の森(ただすのもり)」は縄文時代から続く広さ3万坪の森。
ケヤキやムクノキなど樹齢600年の樹木もあり、古代の原野の姿をそのままに残されています。

朱色鮮やかな楼門。桜が見頃でした。

「舞殿(ぶでん)」は下鴨神社の祭礼”賀茂祭”で勅使が御祭文を奏上する場所。

国宝・本殿は江戸時代末期の建立の時から西と東に分かれています。それぞれ違う神様を祀っています。

本殿の手前に「言社(ことしゃ)」という末社が鎮座。
十二支の守り神を祀る7つの御社からなります。自分の干支の御社を参拝すると良いとされています。

帰りに”みたらし団子”の発祥のお店「加茂みたらし茶屋」に寄りました。
ここのみたらし団子は小粒のお餅で、串に刺された一つ目と残りの四つのお団子が離れているのが特徴です。
醤油味でとても香ばしいお団子でした。

悠久の歴史ある2ヶ所の神社を巡りました。何度、訪れても新鮮な感動が得られるのが京都です。