世界遺産・「日光の二社一寺」巡り

日光社寺の参道

世界文化遺産「日光の社寺」、日光東照宮・日光二荒山神社・日光輪王寺を巡ります。
アクセスは東武バス「世界遺産めぐり」の利用が便利です。徒歩の場合、東武日光駅・JR日光駅から約20分。


世界文化遺産「日光の社寺」で最も有名なのが日光東照宮。
徳川家康を神格化した「東照大権現」が祀られています。日本全国の東照宮の総本社。
境内には国宝8棟、重要文化財34棟が建ち並び、豪華絢爛な美しさに圧倒されます。

参拝料や参拝時間などの詳細は公式HPで確認して下さい。

「五重塔」

神馬の厩舎「神厩舎」の長押には16匹の猿が彫られています。特に有名なのが「見ざる、言わざる、聞かざる」の”三猿”。
人間に対する戒め・教えが表現されているそうです。

「上神庫(御宝蔵)」は神宝類を収納する蔵。
その妻には狩野探幽作の”想像の象”が描かれています。探幽は象を自分の想像で描いたといわれています。

唐銅鳥居(二の鳥居)越しの陽明門。
夜、ここから陽明門を見上げると屋根のすぐ上に北極星が輝きます。

日光東照宮といったらまず思い浮かべるのが陽明門ですね。
陽明門には508体の極彩色彫刻が施されています。一日中見ていても飽きないことから「日暮し門」といわれました。

陽明門の12本ある柱のうち1本だけ上下が逆さになっている柱があります。
「魔除けの逆さ柱」といわれ”完成された建物はいずれ崩壊するが、未完成であれば永遠に崩壊しない”という言い伝えから1本だけ逆さに。
逆さ柱を探すのも楽しみですね。

天井画「昇竜図」&「降竜図」は狩野探幽の作。皆さん、見落としがちです。

「唐門」、御本社の正門

唐門の奥にある「拝殿」、「本殿」。
拝殿の東側に「将軍着座の間」、西側に「法親王着座の間」があります。
江戸当時、拝殿では大名の格式によって着座の位置が決められていました。

本殿はご神体(東照大権現)を安置する最も神聖な場所。

奥社へと続く潜門に彫刻された国宝「眠り猫」。名工・左甚五郎の作です。
思っていたより小さい彫刻です。初め、どれが眠り猫だかわかりませんでした。


裏側は「竹林に遊ぶ2羽の雀」の彫刻。猫が寝ているからこそ、雀が楽しく暮らせるという、徳川政権下の太平の世を誇示しているのだとか。

奥社へは207段の「石段」

「奥社」、徳川家康の墓所

社務所では奥社限定の「叶鈴守」が授与されます

「本地堂(薬師堂)」の天井には有名な”鳴き龍”が描かれています。
龍の頭の下で拍子木を打つと「キィーン」という甲高い音がします。龍の他の下では鳴らないそうです。

日光輪王寺

輪王寺は日光開山の祖「勝道上人」によって開かれました。
参拝料や参拝時間などの詳細は公式HPで確認して下さい。

「三仏堂」

家光公霊廟「大猷院(たいゆういん)」

「逍遥園」

日光二荒山神社

勝道上人が創建した神社。二荒山(男体山)をご神体としています。
参拝時間などの詳細は公式HPで確認して下さい。

「拝殿」

「御神木」

日光・二社一寺の域内は悠久の歴史が刻まれた場所。荘厳な雰囲気が漂います。