ノスタルジ-を感じる街、日立を歩く

泉ケ森湧水

茨城県日立市の観光スポットを巡ります。
日立市は電気メ-カ-・日立製作所のお膝元。国内有数の工業都市です。


明治時代には日本有数の銅鉱山「日立銅山」によって繁栄しました。しかし昭和56年、国のエネルギー政策の転換によって閉山。現在、鉱山跡地に「日鉱記念館」がつくられています

日鉱記念館に向かいます。日立駅から茨城交通バス「東河内」行に乗車、30分で日鉱記念館前下車です。
バスの車窓からは日立鉱山で使用されていた大煙突が見えます。
当時、鉱山周辺で問題となっていた煙害をさけるため高さ155.7mの煙突を建設。
平成5年突然、およそ三分の一を残して倒壊しました。
それでもなお日立市のシンボル的存在として親しまれています。

本館では日立鉱山の歴史や鉱山での生活環境などの資料を展示。鉱山資料館では当時鉱山で使われていた機械類も展示されています。入館無料です。

鉱山の坑道も再現。

鉱山資料館の建物は昭和19年に建てられたコンプレッサ-室をそのまま使用。内部も当時のままです。

「第一竪坑」

記念館より徒歩40分の場所にある「御岩神社」。今、人気のパワ-スポットです。この神社には188柱の神様が祀られています。


宇宙飛行士の向井千秋さんが「宇宙から地球を眺めた時に日本の一か所から光の柱が見えた、後で調べたら御岩神社辺りだった」
このことから益々パワ-スポットとして注目されました。

御岩神社の奥社までは山道のハイキングコ-ス。結構な標高差があり、歩行時間は約90分です。行かれる場合は歩きやすい靴がいいですね。

県指定天然記念物の巨木「三本杉」。地上3mあたりから幹が3本に分かれています。林野庁の「森の巨人たち100選」にも選出。近くで見上げるとその荘厳な姿に圧倒されます。

この神社は僻地と言ってもいい場所に位置し、アクセスも決して良くはありません。しかし若い方のグル-プが多いのには驚きです。やはりメディアの力でしょうか。

一旦、日立駅に戻りました。駅なかには今話題の「シーバ-ズカフェ」

目の前には青い海の絶景。空中に浮かんでいるような感覚になると話題です。パンケ-キが人気。

入店待ちするスペ-スも絶景のロケ-ション。やはり若い方達で混雑しています。

ふた駅先の大甕(おおみか)へ。駅から歩いて15分で「日立灯台」。和ろうそくをイメ-ジした灯台です。

青い空に白亜の灯台が映えます。周りは一面芝生で解放感いっぱい。すぐ近くには人気の久慈浜(くじはま)海水浴場があります。

この海岸線は感動のオ-シャンビュ-です。

最後の目的地「イトヨの里泉が森公園」はここから歩いて20分。

「平成の名水百選」に選ばれた公園の池には、きれいな湧水に住み着く珍魚「イトヨ(糸魚)」が生息。探してみましたが見つかりません。

隣接する「泉神社」には周囲50mほどの池。神秘的なブル-色の池には清水がこんこんと湧き出ています。

今日一日、きついスケジュ-ルでしたが改めて日立の良さを確認できました。