茨城県牛久市にある「牛久大仏」は高さ120mで世界最大の青銅製仏像。これは米国の”自由の女神”の3倍に匹敵する大きさです。
世界一の大仏としてギネスブックに認定されています。
JR常磐線牛久駅東口より「あみプレミアムアウトレット(乗車時間21分、運賃530円)」または「牛久浄苑(乗車時間24分、運賃700円)」行バスに乗車し牛久大仏で下車。
バスの車窓から外を眺めていると、忽然と大仏が姿を現します。周囲には建物が無いので余計に大仏の大きさに驚かされます。

入口の手前には店舗が並んでいます。宗教施設というよりは観光地の雰囲気です。

入場料大人800円(大仏胎内を拝観の場合、庭園のみは500円)

大仏のお顔”実物大1000分の1模型”

大仏様に真っ直ぐのびる道。段々と近づく大仏様の巨大さに圧倒されます。


大仏胎内に入って1F「光の世界」は厳かで静寂の世界。光が作り出す不思議な空間です。


階段で4・5Fに。大仏様の(実物大)「足の指模型」

エレベ-タ-で大仏様胎内の胸あたり(地上85m部)まで上ります。
ここでは東西南北の小窓から景色が見られます。天気が良ければ富士山やスカイツリ-も。

小窓から下を見ると歩いている人が豆粒くらいの大きさ。85mという高さが実感できます。

眺望を楽しんだ後はエレベ-タ-で3Fまで降ります。
ここは「蓮華蔵(れんげぞう)世界」。亡くなられた方の供養のために納められた約3400体の胎内仏が安置されています。壁一面が金色の世界。


2Fでは写経体験ができます。(200円で見本と半紙が頂けます)
壁にはお坊さんが書いた色紙が。色紙それぞれには有難い言葉が添えられています。

2Fには蓮台の上に出られる出入口があります。真下から勇壮な大仏様を見上げることができます。

「ふれあい動物園」では猿回しのステ-ジ。家族連れで賑わっていました。

苑内では春には桜・芝桜、夏にはポピ-・かすみ草、秋はコスモスが目を楽しませてくれます。また桜が満開の頃に来たいですね。
”日本遺産”に認定された「牛久シャトー(旧シャト-カミヤ)」に寄ります。牛久駅から徒歩8分です。

牛久シャト-は神谷伝兵衛が創業した日本初の本格的ワイン醸造所。浅草の”神谷バー”の創業者でカクテル”デンキブラン”の生みの親です。
平成20年に「本館(旧事務室)」「神谷伝兵衛記念館(旧発酵室)」「レストラン・キャノン(旧貯蔵庫)」が国の重要文化財に。
令和2年には山梨県甲州市とともに「日本ワイン140年史~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~」のタイトルで日本遺産にも認定されました。
神谷伝兵衛記念館は無料で公開されています。酒造に関する貴重な道具や資料を展示
(年末年始以外は年中無休、開館時間=10:00~16:00)

ワインの貯蔵樽

日本遺産「構成文化財」の一部も展示。


レストラン「キャノン」ではカジュアルフレンチやワインが楽しめます。
河童伝説が残されている牛久沼。沼のほとりには河童を多く描いた画家・小川芋銭のアトリエ兼住居「雲魚亭(うんぎょてい)」があります。
現在、資料館として一般公開。
雲魚亭の程近くには芋銭の死後、友人達により建てられた「河童の碑」があります。
雲魚亭・・・牛久市城中町2690-3 「開館日=土、日、祝日、(年末年始除く)、開館時間=9~17時(但し10月から3月は16時まで)」


”三日月橋”の欄干に設置された河童像
