東京都内にあるアニメ施設を訪ねます。

【杉並アニメーションミュ-ジアム】(杉並区上荻3-29-5杉並会館内)

東京工芸大学が主催するミュ-ジアム。入館無料ながら展示は充実しており子供から大人まで楽しむことができます。

最寄り駅JR・東京メトロ丸の内線 荻窪駅から関東バスに乗車し(北口0番および1番乗り場、どこ行きでも可)5分で荻窪警察署前で下車。荻窪駅から歩くと20分です。

入場無料、「休館日=月曜日および年末年始、開館時間=10:00~18:00」

「ハクション大魔王」の大型フィギュアがお出迎え

「アニメができるまで」ゾ-ンでは作画・美術監督の机を再現。映像を使ってわかりやすく解説しています。

ここには「アフレコ」体験コ-ナ-があり、どなたでも挑戦ができます。

「日本のアニメの歴史」ゾ-ンではアニメの歴史を年表や映像で紹介。
懐かしい型式のテレビでは子供時代に夢中になったアニメの映像が流れています。
ここでは時間を忘れて見入ってしまいました。

コンピュ-タ-を使用して色塗りや編集などのアニメ制作を体験できるコ-ナ-、アニメに関する映像や書籍を自由に閲覧できるライブラリーなど様々な楽しみ方ができます。

多くの著名な漫画家のサイン。

階上に行くと「特別企画展」が行われるスペ-スがあります。現在のテ-マは「デジモンアドベンチャー」。私の子供たちも小さい頃に夢中になったアニメです。

関連した玩具や文具などが展示。
アニメシアタ-では大型スクリ-ンに代表的な作品が上映されていました。

充実した設備と新しいアニメ情報を盛り込んだ企画展などアニメの楽しさを満喫できるミュ-ジアムです。

【トキワ荘マンガミュ-ジアム】(豊島区南長崎3-9-22)

豊島区が運営するミュ-ジアム。漫画家の聖地「トキワ荘」があった椎名町(現南長崎)に2021年11月に開館しました。
トキワ荘は手塚治虫をはじめマンガの巨匠たちが住んでいた伝説のアパ-ト。

都営大江戸線・落合南長崎駅より徒歩5分、西武池袋線・東長崎駅より徒歩10分。
入館料=大人500円(特製缶バッチがもらえます)
「休館日=月曜日(祝日の場合は翌平日)及び年末年始、開館時間10:00~18:00」

2Fではトキワ荘の部屋をリアルに再現。部屋は昭和感たっぷりで懐かしさを感じます

共同炊事場・便所

1F の「マンガラウンジ」 ではトキワ荘ゆかりのマンガや書籍、マンガ史年表を展示。隣の企画展示室ではマンガに関連した展示やイベントを行っています。


近くには「トキワ荘通り お休み処」(豊島区南長崎2-3-2,入場無料)があり、こちらでも部屋を再現(寺田ヒロオ)。トキワ荘のマンガ家作品の閲覧やトキワ荘関連グッズの購入ができます。

【田河水泡・のらくろ館】(江東区森下3-12-17)

昭和初期に活躍した漫画家・田河水泡(たがわすいほう)は少年期から青年期を江東区深川で過ごしました。その縁で平成11年、江東区森下文化センター内に「田河水泡・のらくら館」が開館。

東京メトロ「清澄白河」駅より徒歩7分、入場無料。
「休館日=第1・3月曜日(但し、祝日の場合は開館)・年末年始、開館時間=9:00~21:00」

こじんまりとした施設ですが、展示は充実しています。
田河水泡が描いた漫画「のらくろ」は昭和の戦前・戦後の時代に一世を風靡した作品。
後に活躍した著名な漫画家たちにも大きな影響を与えました。

田河水泡に関する年表や人物の相関図などの資料を展示

書斎を復元したコ-ナ-

「サザエさん」の原作者・長谷川町子は水泡の弟子の一人です


今回、ご紹介した3ヶ所の他にも練馬区大泉学園にある「東映アニメ-ションミュ-ジアム」(練馬区東大泉2-10-5)もおすすめです。
西武線大泉学園駅にあるアニメ発祥の地を象徴するスポット「大泉アニメゲ-ト」
ここには東映に関わるキャラクタ-の等身大ブロンズ像が設置されています。