大人も楽しめるお勧めの社会見学を紹介します。
国立天文台 三鷹キャンパス(東京都三鷹市大沢2-21-1)
国立天文台は日本の天文学のナショナルセンタ-。構内には緑も多く、文化財に指定された大正期の建物が残っています。
見学無料です。「見学時間=10:00~17:00(最終入場16:30)、年末年始は休み」
JR中央線の三鷹・武蔵境・武蔵小金井、京王線調布から”天文台前”に停車するバスに乗車できます。
見学ル-トの最初に「第一赤道儀室」があります。国立天文台で一番古い建物。
なかには口径20cm屈折望遠鏡が設置されています。
第一赤道儀室では1938年から60年間、スケッチによる太陽黒点の観測が行われていました。
「太陽系ウォ-ク」
「大赤道儀室(天文台歴史館)」は高さ19,5m、ド-ム直径が15mもある巨大な建物。
日本最大(口径65cm)の屈折望遠鏡。近くでみると、その大きさに驚かされます。
ここでは天文学に関する歴史や関連施設などの展示・解説を行っています。
「太陽塔望遠鏡(アインシュタイン塔)」は塔全体が望遠鏡の役割をしている珍しい建物。(建物内には入れません)
緑豊かな構内では鳥のさえずりも聞かれます。自然が感じられる場所です。
「子午儀資料館」や「天文機器資料館」などの施設。
「6メ-トルミリ波電波望遠鏡」日本の宇宙電波天文学において大変貴重な望遠鏡。50年以上前に造られたとは思えないスタイリッシュな外観です。
見学ル-トの最奥にある「子午線標と桜」、絵になる風景ですね。
「4次元デジタル宇宙シアタ-」では定期的にイベントを行っています。また、50センチ公開望遠鏡による観望会も開催。詳細はこちらで確認して下さい。
JAXA相模原キャンパス(神奈川県相模原市中央区由野台3-1-1)
JAXA(宇宙航空研究開発機構)は日本の宇宙科学研究の中心的な施設。
宇宙科学探査交流棟は誰でも利用できる見学施設です。屋外には「M-Vロケット」の実機模型が展示されています。
「開館時間=10:00~16:00、休館日=随時設定」
JR横浜線・淵野辺駅から2番乗り場循環バス「淵野辺駅」行に乗車し、約10分で市立博物館前バス停で下車です。
宇宙科学について基礎的な知識吸収ができるコ-ナ-。
「観測ロケットS-520」実寸大模型
「小惑星探査機はやぶさ2」の実物大模型。はやぶさは小惑星を探査し、そこに存在する物質を採集して地球に持ち帰ることを使命としています。
「小惑星リュウグウ」1/500の縮尺模型。リュウグウは直径900mの小さな天体。
はやぶさ2が探査した小惑星として知られています。
再使用ロケット実験機「RVT-9」、繰り返し飛行が可能なロケツトのシステム構築を目指しています。
「月周回衛星かぐや」のパネル解説とかぐやが撮影した月面の映像。
売店では宇宙食やJAXAグッズが購入できます。宇宙食”パン”と”たこやき”を購入。思った以上に味はしっかりしています。宇宙食も進化しているのですね。